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脱毛サロンのスタッフ教育・マネジメントについて

遠藤駿介_写真

監修者

メンズ脱毛サロン FIGO

本稿のテーマ

独立してから社員やバイトスタッフを雇う際、スタッフのマネジメントが必要になってきます。 スタッフへの教育を始め、スタッフが快適に職場で仕事ができるような環境作りも必要です。 本稿では30人以上のスタッフをマネジメントしている立場から教育とマネジメントについて綴ります。

入社してからのスタッフの研修内容について

自身が現場に立たない場合、スタッフを雇用しサロンの基本的な運営を任せることとなります。

売上を向上させ、スムーズにサロンを運営して行くためにも、スタッフの教育や念入りな研修は必須項目。

脱毛施術のみでなく、トラブル対応や店内の美化、接客など、スタッフに覚えてもらうことは膨大です。

脱毛サロンで必要なスタッフ研修は

・脱毛技能
・接客とカウンセリング
・店舗の運営
・脱毛知識の獲得

の4つがメイン。

もちろん最重要なのは脱毛に関することですが、売上に繋がる接客や、実際の店舗運営までしっかりと研修を行う必要があります。

脱毛技能の研修

まず何と言っても最重要なのは「脱毛の技術」。

脱毛サロンの商品は「脱毛」ですので、研修の段階でお客様が満足するような、問題のない脱毛施術ができるよう研修を行います。

脱毛の研修で行う項目はこちら。

・脱毛マシンの使い方
・脱毛の一連の流れ
・脱毛ジェルの塗り方や量
・マシン出力の設定
・冷却レベルの設定
・シェービングのやり方や注意点
・ラインマーキングの方法や手順
・各部位ごとの照射順序
・脱毛ヘッドの当て方や間隔
・脱毛ジェルの除去方法
・クールダウンと保湿のやり方

一口に脱毛といっても、これだけ多くの覚えなければいけない点があります。

特に難しいのが「各部位における脱毛施術」と「マシンの出力判断」の2つ。

脱毛施術は脱毛パーツによって照射手順やヘッドの当て方がすべて異なるため、これを全身全パーツ分覚えるにはかなりの練習が必要です。

また、マシンの出力設定はお客様によって最適な数値が異なるため、この設定を的確に行えるようにケースバイケースをしっかり経験する必要があります。

脱毛の技術を身に着けたうえでお客様に入らないと、照射漏れになってしまったり、火傷させてしまったりと深刻なトラブルに繋がってしまう危険性も。

研修期間をしっかりと設定し、何度も繰り返し研修・練習を行うことが大切です。

接客・カウンセリングの研修

脱毛はある意味「接客業」でもあります。

脱毛では長いと数時間お客様と1対1で個室に籠ることになるので、接客態度や言葉遣い、気遣いなどもリピートに繋がる重要な要素なんですね。

コース契約を行う場合、初回のカウンセリングでお客様に納得してもらえるカウンセリングができなければ売り上げは全く立ちません。

そういった観点でも、脱毛サロン運営はある意味「接客業」ともいえるのです。

接客やカウンセリングの研修項目は以下の通り。

_______________

接客研修
・言葉遣い
・接客態度
・身だしなみ
・来店時の対応
・脱毛終了後の対応
・施術中の声掛け
・トークスクリプト
_______________

_______________

カウンセリング研修
・カウンセリング書類の説明
・注意事項の説明
・同意書や契約書の説明
・コースや料金形態の説明
・脱毛知識の解説
・脱毛マシンの解説
・トークスクリプト
_______________

脱毛はエステ業なので、丁寧な言葉遣いや真摯な接客態度、清潔感のある身だしなみは欠かせません。

また、来店時の対応や施術中の声掛けでもお客様の満足度は大きく変わってきます。

お客様の属性に応じて接客中のトーク内容を判断したり、未経験の脱毛部位への興味の誘導等も売上を大きく左右するポイント。
このあたりもしっかり研修で身に着けてもらう必要があります。

カウンセリングは特に最も重要で、初回の印象で契約するか、今後通うかをすべて判断されます。

基本事項や注意事項の説明はもちろんのこと、しっかりとサロンの特徴やメリット、脱毛についての質疑応答に応えられなければなりません。

実際に僕たちが脱毛サロンを運営してきた経験からいうと、この「接客面」が売上を最も左右する部分。

脱毛サロン開業時は「脱毛施術」に目が行きがちですが、接客を強化することで売上は飛躍的に上昇します。

この辺りも入念に研修を行っていきましょう。

店舗の運営

脱毛サロンは実店舗ビジネスですので、店舗の運営もスタッフに覚えてもらう必要があります。

・店舗の清掃
・備品の発注
・ポップの掲示
・書類の整理や印刷
・カルテの管理
・会計処理
・予約システムの使用方法
・電話の受け方

などなど、運営に関する項目だけでもキリが無いほど沢山の研修項目となるので、脱毛や接客以外にも店舗運営の研修時間を確保するようにしましょう。

脱毛知識の獲得

脱毛を提供する場合、脱毛の知識についても研修が必要です。

・脱毛方法の違い
・出力と脱毛効果の関係性
・脱毛の仕組み
・肌トラブルの事例や対処方法
・脱毛前の注意点
・脱毛後のアフターケア

これらの脱毛知識を把握しておかなければ、お客様から質問されたときに答えることができず大きな不信感を生んでしまします。

スタッフ自身も知識を獲得することでより脱毛技術が向上したり、接客が上手になったりというメリットも大きいので、脱毛知識についても座学で研修を行うようにしましょう。

基本的な研修以外でスタッフ教育で重要なこと

脱毛サロンの運営は基本的な技術と知識、そして経験があれば問題ありません。

ですが、そこで働いているスタッフのモチベーションを上げ、売上を上げる意識を持たせるのはまた別の話。

小さいサロンであれば、まず経営者とビジョンを共有し、高い目標と管理意識を持って脱毛サロンの運営を一緒に行っていく感覚になってもらう必要があります。

・待遇や給与を明確にする
・売上目標を立てさせる
・日々の課題を報告させる
・目標達成のメリットを与える

上記のような「人事マネジメント」を経営者が行うかどうかで、離職率や売上は大きく変動。
初期で頑張ってくれたスタッフが最終的に最も重要なメンバーになってくるので、実践的な研修と併せてしっかりフォローを行い、働いていく意義を見出してあげることも意識しておきましょう。

よくあるスタッフの不満について

とはいえ、どれだけフォローしてもスタッフには「不満」が溜まります。

実際に僕たちが脱毛サロンを運営してきた経験では

・特定のスタッフが気に入らない
・上司の指示に従いたくない
・特定のお客様に入りたくない
・休憩時間が少ないから長くしてほしい
・仕事内容の割に給料が低い
・土日や祝日に休めない

などの不満が多い傾向があります。

脱毛は個室で単純作業を繰り返しつつお客様を何時間も接客するので、そういった精神的疲れからイライラしてしまい、従業員間で揉めてしまうことも多々あるケース。

また、脱毛はサービス業のため、土日に休めないことも不満に感じるスタッフが多い印象です。

スタッフが持つ不満には「事前に対策できる不満」と「職業柄仕方ない不満」の2種類がありますので、事前に不満を察知し手を打っておく、どうしようもないものは採用時に了承を取るなどして対策を取りましょう。

スタッフがやめないためにできるマネジメント

脱毛は「離職率の高い職業」です。

3か月持つのは割と稀。
早いと1週間で離職を申し出られてしまうなんてこともあります。

前述のように脱毛施術はストレスがたまりやすい傾向があるので、スタッフに適度な息抜きを与えることも重要。

たまにご飯に誘ったり、悩みがないか個別にヒアリングの時間を取ったりと、精神面でケアをしてあげると離職率はかなり改善します。

少人数で店舗を回す場合、一人の離職が大きなダメージに繋がるケースも多く見られます。

日々の楽しみを見つけられるよう、売上を上げることへの達成感や給与面への反映、接客の面白みを感じられるようなマニュアルの構築など、スタッフがやりがいを持って仕事に打ち込める仕組み作りを行っていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

脱毛サロンの開業・運営におけるスタッフの教育や研修について解説しました。

脱毛は施術経験者が少なく、経験者を採用できる機会が稀なニッチな職種なので、スタッフを採用する場合は未経験から育てる気概が必要です。

当サイトでは、全国に脱毛サロンを展開している実績を基に、充実した各研修プランを有料にてご用意しております。

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といったお悩みを抱えているのであれば、ぜひ一度ご相談ください。

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