本稿のテーマ
脱毛サロンでは利益率がよいとはいえ、 家賃や給料以外でも固定費がかかってくる部分があります。 以前に脱毛器のランニングコストについて書きましたが、それ以外にどういったものにどれくらい固定費がかかるのでしょうか。 また、洗濯機や機械を回す関係上、光熱費もどれくらいかかるのでしょうか。 固定費ですが、本文では家賃と従業員の給与は除くこととします。
月に掛かる光熱費一覧
脱毛サロンでは、光熱費が通常の店舗ビジネスより若干高額になる傾向があります。
毎月の電気料金について
脱毛サロンでは脱毛器を使用する関係上、電気代が少し多めにかかります。
・毎月の電気料金:2~4万円
店舗の規模やマシンの稼働台数によって変動しますが、通常の住宅よりは高額な電気料金が必要になるので固定費として少し多めに計上しておく必要があるといえるでしょう。
毎月の水道料金について
脱毛サロンでは脱毛備品の洗浄やタオルの洗濯等で水を多く使用します。
・毎月の水道料金:6千円~1.2万円
とはいえ、毎日洗い物をして頻繁に洗濯機を回す一般家庭とそこまで遜色はありません。
毎月のガス料金について
ガスについてですが、これはほとんど使用しません。
・毎月のガス料金:0~1500円
脱毛サロンではお湯を使う場面がないので、ガス料金はほぼほぼ発生しません。
実際に僕たちが運営している店舗では殆どガス契約を行っていません。
ガス料金はあまり気にしなくてOKです。
月に掛かる消耗品一覧
続いて脱毛サロンの運営に必要な消耗品について紹介します。
毎月必要に応じて購入する消耗品
基本的に毎月購入しなければならない消耗品はこちら
・脱毛用ジェル
・脱毛用コットン
・化粧水
・消毒液
・精製水
・紙シーツ
・紙パンツ
・マーキングペンやシール
・ティッシュやトイレットペーパー
・コピー用紙やプリンターインク
・文房具
・洗濯洗剤、柔軟剤
・掃除用品
・電池
脱毛時に使用する消耗品や、店舗運営に使用する消耗品は無くなるのが早いため、毎月必要に応じて購入していきます。
通常の消耗品の価格は知れていますが、脱毛用の備品は若干高額(数千円)な場合も。
会員登録が必要な専売サイトでの購入が比べると安価なので、そういった業者を活用しましょう。
毎月ではないが半年ごとくらいに掛かるもの一覧
毎月ではないですが、ある程度のタイミングで購入しなければいけないものを紹介します。
・電気シェーバー
・スポンジ
・タオル
・脱毛マシンのランプ交換
電気シェーバー(特に顔用のもの)は使用していくと剃り味がかなり悪くなってしまうため、半年に一度は交換が必要です。
脱毛のジェルを拭き取るスポンジも使用するほど劣化するので、半年ほどで交換するのがオススメ。
冷却に使用するタオルは洗濯頻度も高く割とすぐボロボロになったり臭いが発生するので半年ほどで交換しましょう。
この辺りはそこまで高額ではありませんが、脱毛マシンのランプについては1回の交換で10万~20万円かかります。
マシン本体は壊れない限り使用できますが、ヘッドのランプ部分は必ず既定のショット回数使用後に交換しなければなりません。
使用頻度によってもスパンは異なりますが、ランプ交換費用は毎月積み立てておくことをオススメします。
その他にかかる毎月の費用
上記に挙げた消耗品のほかにも、毎月かかってくる費用があります。
通信費
電話やネット回線などの通信費は必ず発生する費用です。
特にネット回線は業者によってかなり月額費用に差があるので慎重に選ぶ必要があります。
予約システム利用費
予約システムを導入する場合、この利用料も毎月発生します。
高額なものになると数万円の費用が発生するので、余裕がない場合は無料の予約システムを導入することで月の経費を抑えていくのもアリですね。
ホームページ運用費
ホームページの運営を委託している場合、ホームページ運営費も毎月発生します。
業者によってまちまちですが、安くて数千円~、高額だと数万円は必要です。
これらも毎月の必要経費として考慮していきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
脱毛サロンの運営に必要な毎月の光熱費や消耗品、その他の費用について解説しました。
脱毛サロンは飲食店のような店舗ビジネスと比べると利益率の高い魅力的なビジネスモデルです。
とはいえ、家賃や人件費の他にも多少のランニングコストが発生しますので、その辺りもしっかり考慮しつつ開業を目指していきましょう。