本稿のテーマ
無事不動産の契約が出来、次に必要なのが内装工事です。 内装工事をするにあたって、どのように業者を探し、どのように進めればよいのでしょうか。 本稿では、20坪くらいのお店と自宅(マンション)の開業の2パターンでお伝えします。
内装工事に必要な内容
脱毛サロンの内装工事で必要なのは
・施術室
・カウンター
・待合室
・バックルーム
・収納
この5つを確保するための間取り設計と
・シンク
・洗濯乾燥機
・トイレ
などの水回りの整備です。
スケルトン(壁等が何もないまっさらな状態)から工事を行う場合、まずは間取りを確定し、そこから床材の貼り付け、壁を立てる、壁紙を張るといった流れで工事を進めていきます。
事務所仕様の物件の場合は更にシンクや水回りの整備、洗濯機を置く台座の設置等の工程も必要です。
内装工事は「こだわるほど時間も費用もかかる」ので、どの程度の希望を持って店舗を作り上げるかによっても大幅にスケールが変わってきます。
物件選定時に合わせてどんな内装にしたいかを想定しておくことも大切です。
内装の費用について
内装工事にかかる費用ですが、店舗タイプか自宅やマンションで開業するかで大きく変動します。
20坪の店舗タイプの場合
店舗タイプ・20坪の場合は以下の間取りが理想的です。
・施術部屋数:3
・カウンター
・待合室
・バックルーム
この場合、おおよその内装費用は300~450万円といったところになるでしょう。
素材や壁紙等に拘らず、シンプルに仕上げることができれば300万円ほど。
デザインや高級感に拘ったり、水回りの整備等が大変だと400~500万円以上は予算を組む必要があります。
20坪の自宅・マンションタイプの場合
自宅やマンションで開業する場合は大掛かりな内装工事を行う必要はありません。
必要な工事工程といっても、壁紙が汚れていれば張り替える、間仕切りを立てる程度で十分。
店舗タイプのように高額な内装費用は必要なく、数万~十数万円程度の費用で開業することが可能です。
工事の期間について
内装工事にかかる期間についても、店舗と自宅マンションでは大きく差があります。
実際に僕たちが開業してきた例を基にすると
・20坪の店舗タイプであれば「1ヶ月~2ヶ月」
・20坪の自宅マンションタイプであれば「1週間~2週間」
上記の期間がおおまかな目安。
店舗タイプであればどれだけ早くとも1ヶ月は見ておく必要があります。
自宅やマンションの場合、部屋が綺麗な状態であれば即日OPENも可能です。
どうやって業者を探すか?
多くの方が迷うのがこの「じゃあ実際どの業者に頼むのがいいのか」という部分。
内装工事は依頼する業者によってクオリティや費用にかなり大きな差が出てしまいます。
できれば費用も抑えつつクオリティの高い内装工事を行ってくれる優秀な業者を探したいところですよね。
工事業者の探し方はいくつかあります。
・業者を紹介してもらう
・WEBで検索して探す
・知り合いの業者に頼む
ポピュラーなのは自身で検索することですが、内装業者といっても星の数ほどいる上に出店地域でタイムリーに内装工事を請け負ってくれる業者を探すことはかなり高難易度。
WEB上で評判のいい業者は費用も高額になる場合が多いのが実情です。
他にも不動産業者にお抱えの内装工事業者を紹介してもらう方法がありますが、サロンの内装工事の実績が無ければ理想通りのお店作りは難しいといえます。
もしも知り合いに内装工事を請け負ってくれる業者がいれば相談してみるのも一つの手。
知り合いであれば細かい要望や費用面も相談できるのでストレスなく内装工事を進行することができるのも利点です。
実際に僕たちの例では、知り合いの業者に依頼することで費用を抑えつつ最大限僕たちの要望を聞いてもらった上でサロンを開業することができています。
内装は一度完成したら簡単には修正できない重要な部分なので、慎重に業者を選定していくことをオススメします。
業者に頼む際の注意点
内装工事を請け負ってくれる業者が決まった場合、必ず把握しておくべき注意点がいくつかあります。
・工事日程
・工事費用
・間取り
・微調整
・素材やデザイン
先ず第一に「日程と費用は当初の予定通りになるとは限らない」という点を理解しておきましょう。
僕たちの経験上、最初に決めた日程通りに工事が進むことはほぼありません。
遅延が発生することはよくあるので、OPEN日に合わせて余裕を持って内装工事を組んでおくと安心です。
更に費用に関しても大体のケースで想定よりオーバーします。
業者から最初に提示された金額+20~30万円は多めに工事費用の予算をたてておきましょう。
他にも詳細の間取りや内装の大枠完成後の微調整についても初めの段階で考慮しておく必要がります。
壁や床に使用する素材もあらかじめ要望を伝えておかないと、完成後に「イメージと違う」なんてことが発生するので注意。
業者が決まったらしっかりと打ち合わせを重ね、お互いの意識のずれを無くしておくことが大切です。
お店のデザインはどうすればよいのか?
初めて脱毛サロンを開業する場合、実は多くの方が悩むのが「色味や素材等のデザイン」について。
実際にサロンを見て「かっこいいな、お洒落だな」と思うのと、1から理想の内装を作り上げるのでは難しさが段違いです。
一番楽なのは「すでに脱毛サロンの内装工事の実績が豊富な業者さんに任せる」なのですが、その場合は大抵大手の業者になるので費用がかなり高額になってしまいます。
もし安く請け負ってくれる業者がみ見つかった場合でも、自身で店舗デザインを具体的に指定しなければなりません。
その場合は「実際に理想に近い店舗に足を運び写真や動画を撮影。それを業者に見せる」のが最も上手くいきます。
難しい場合は脱毛サロンの開業コンサルタントに相談するものオススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は脱毛サロンの内装工事について解説しました。
内装工事はサロン作りでもかなり重要な部分ですが、なかなか経験が無いと理想通りにはいかない部分でもあります。
もし内装工事を依頼する業者選定や間取りデザインなどにお悩みであれば、実際に僕たちが依頼している実績豊富な業者をご紹介することも可能です。
気になる点がありましたらお気軽にご相談ください。