本稿のテーマ
1年後に脱毛サロンの開業を考えております。それまでに必要なことすべて教えてください。
資金面での準備について
まず考えるべきは「開業資金」と「運転資金」の準備です。
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開業資金
・物件取得
・内装工事
・脱毛マシン購入
・備品購入
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開業費用で主に大きな金額が必要となるのがこの4つです。
物件の取得費用は家賃によっても大きく異なりますが、例えば家賃15万円の物件であれば「敷金1ヶ月・礼金1ヶ月・保証金6か月・仲介手数料1ヶ月・前家賃1ヶ月」で「15万×10か月=150万」ほどが物件取得費用。
更に内装工事が250~350万円。脱毛マシンが150~300万円、細かい備品の購入費用が50万円ほど必要となります。
おおよそ600~850万円が開業資金として準備すべき金額。
さらにここに運転資金も確保しておく必要があります。
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運転資金
・家賃
・水道光熱費
・通信費
・人件費
・備品代
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これら店舗を運営するために必ず必要な費用の半年分は用意しておく必要があります。
もしも売り上げが思うように上がらなかった場合の準備金のような感覚ですね。
資金の調達方法は様々ですが、全額自己資金でまかなう場合は数百万単位の貯金が必要でしょう。
1年先を見越して貯金していく場合はしっかり計画を立てて備えなければ難しい金額です。
公庫などの機関から資金を融資してもらう場合、かなり綿密な調査と計画書が必要ですので、早い段階から物件や資金の目安等を整え、しっかりと書類を準備しておきましょう。
不動産、物件について
脱毛サロン開業の準備として「物件選び」も早めに手を付ける必要アリ。
自分の出店したい地域で脱毛サロンにピッタリな理想の物件というのはそうそうに出てきません。
まず自身の理想とする物件の条件を洗い出しましょう。
・出店する地域
・駅から徒歩何分以内か
・家賃と平米数
・フリーレントなどの減額条件
などなど、好条件を求めるほど物件探しは難しくなります。
ある程度妥協できる点を決め、毎週こまめに不動産サイトを確認するようにするのが大切です。
出店したい地域に出向けるのであれば、現地の不動産屋さんと仲良くなって掘り出し物件を紹介してもらえる体制を作っておくのも有効です。
脱毛器について
脱毛サロンを開業するにあたって必ず必要なのが「脱毛器」。
脱毛器は今や数百種類以上が販売されており、その中から理想のマシンを見つけること自体が難しくなっています。
脱毛器購入の予算内から「価格」「レビュー」「導入店舗数」「サポート体制」「性能」などの要点で地道に探していきましょう。
何となくで脱毛器を選んでしまうと大きな後悔に繋がります。
気になるマシンがあれば、販売元に問い合わせて性能や価格の割引交渉などを行うことも大切です。
資格やスキルアップについて
脱毛サロン開業前に行うべき点として「資格の取得」や「脱毛スキルを磨く」というのも重要。
脱毛サロン自体の開業に資格は必要ありませんが、実際に未経験の状態からいきなり施術というのは無理があります。
脱毛サロンの運営は施術だけでなく知識も必ず必要になってきますので、それらを獲得するためにも脱毛の資格を取得したり、研修を受けたりというのは非常に有効です。
集客について
1年前からという程ではありませんが、開業後に短期間で売上を確保していくためにも事前の集客は大切です。
脱毛サロンの集客には
・ホームページ
・広告
・チラシ
・SNS
など様々な方法がありますが、どれも開業後に準備を進めていたのでは間に合いません。
例えばお店のホームページをしっかり作りこむ場合、最低でも2~3か月の製作期間が必要です。
SNSで告知するにしてもまずはフォロワー集めからですので、これにも相当な期間が必要ですよね。
集客については、まずどんな集客方法があり、脱毛サロンにマッチしたものはどれかを選別する知識を身に着け、制作期間が必要なものは半年前には準備に取り掛かっておくようにしましょう。